フォアハンドストロークを打つ時の、左手はどうなっていますか?
もし使っていない場合、あなたのフォアハンドはめちゃくちゃ損をしています。
今回はそんなフォアハンドの左手を、色々紹介していきます。
これを読んで、左手の使い方・重要性・注意点などを理解して、さらなる上達を目指していきましょう!
(サウスポーの方は右手に置き換えて読んでください)
フォアハンドの左手の使い方
そもそもどうしてフォアハンドを打つ時に左手を使うの?
まずはここから解説しないといけませんね。
フォアハンドを打つ前に左手を使うのは
1身体の捻りを作る役割
2ボールとの距離を測る役割
3フォアハンドの動きのきっかけを作る役割
1つずつ解説しますね。
1身体の捻りを作る役割
フォアハンドの打つ前に左手をボールの方向に出すと、身体を自然に捻ることができます。
他の言い方をすると、肩を入れるとも言います。
少し見にくいですが、この画像のように、左手を使っているようにも見えるし、肩を入れているようにも見えます。どっちも同じようなことですので混乱しなくてOKです。
この捻る動作があると、ボールを打つときに身体を捻り戻しを使ってボールにパワーを伝えることができます。ダイナミックに身体のパワーを出せますね。
逆に捻る動作がないと、腕の筋力だけでパワーを出そうとするので手打ちになるし、安定もしません。ケガにも繋がるし、いつまでたっても腕力に頼るようなフォアハンドになってしまいます。
2ボールとの距離を測る役割
左手を使うと、ボールとの距離を測りやすくなります。
前方からくるボールとの距離を左手を使って、おおよその距離を感覚的に測ることができます。
そしてもう一つ、自分とボールとの横の距離を測る役割もあります。
左手を出していればボールが近すぎたり、遠すぎる距離でボールを打たなくなります。
左手がしっかり機能していないと、横の距離に苦労することになります。
また見て距離を測るのも大事ですが、感覚的に距離を測るのに左手は必要不可欠です。
感覚的に距離を測ることができれば、速いボールにも反応だけで対応することができますよ!
3フォアハンドの動きのきっかけを作る役割
フォアハンドを打つ時の動きはじめは、腕の筋力だけで頑張っていませんか?
確かに腕の筋力だけでも、フォアハンド動作のきっかけを作ることはできます。
しかしそれだと、腕が力んで遅れたりします。(その他にもデメリットはあります)
ここで使うのが左手です。
フォアハンドを打つ0.5秒前(瞬間的なので多分このぐらい)ぐらいにセットしている左手をグッと引いて、上半身の捻り戻しの力で動作のきっかけを作りましょう。
ここで重要なのは、左手が先に動いているということです。左手を動きのきっかけにすることで右手に余分な力をいれなくても勝手にフォアハンドスイングの初動がスムーズになります。
テニス初心者の人が左手を使う場合
初心者の人がフォアハンドで、左手を使うのは違和感があると思います。
左腕を身体の横に持っていくのは、正直言ってやりにくいですよね。
慣れないうちは、身体の前に手を出すのでOKです。
前方向の距離から慣れていきましょう。少しずつ左手を使ってフォアハンドを打つことを出来るようにしていきましょう。
前方向の距離に慣れてきたら、腕の位置を少し横に捻って上半身の捻り戻しのパワーも使っていくようにしましょう。
左手の使い方に慣れるまで、けっこう時間が必要になるので気長に練習していきましょう。
左手を使う時の注意点
左手の使うときに、ボールの高さに合わせて左手を使います。
ボールのが高く跳ねてきたら、左手の位置を高くセット、ボールが低かったら低く左手をセットしましょう。
ボールの高さに合わせて左手をセットすることによって、そのボールの高さに合わせた身体の使い方ができるようになります。
ボールの高さに合わせていないと、上半身の捻り戻しの力を上手くボールに伝えることができません。
腰の位置・もしくはそれより下のボールだったら、左手の高さはそこまで調整しなくてもいいのですが、胸の辺りかそれ以上の高さになると、左手をセットする位置も高くしないと上手く打つことはできません。
まとめ
1身体の捻りを作る役割
2ボールとの距離を測る役割
3フォアハンドの動きのきっかけを作る役割
ボールの高さに合わせて左手をセット
フォアハンドストロークでは左手を使うことによって、想像以上のメリットがあります。
上手く使えるようになれば、ボールの威力も上がるし、力みもなくなるし、安定感も出てきます。
無意識に左手を使うぐらいになるまで、練習しまくりましょう!
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