【映画あらすじ】スプライス【生命を生み出すという禁忌】

今回第一弾として紹介する映画はスプライスです。

ザックリ紹介すると研究者の夫婦が研究中に生み出した生物が、驚異の進化を遂げ半人間のようになって研究者夫婦はその生物の進化に恐怖が次第に大きくなっていく・・・という感じです。

見どころ

研究生物の姿

個人的に私が一番見てほしい部分ですね。最初は全くの虫のような見た目から段々と進化していくのでそこの進化具合が底知れない生物の可能性・危険性が人間にジワジワ迫ってくる感覚が非常に良いですね。人間は未知の存在に畏怖するといいますが、この映画にはそれがぎっしり詰まっています。

研究者夫婦の変化

前半は仲睦まじく研究に没頭する姿は微笑ましいものがありましたが、予想外の事が起きてこの生物が生み出されます。このまま上手くいくはずという希望がいつの間にかどす黒い不安・大きな闇が口を空けて待っているようなそんな状況になっていき、それが夫婦の不安の種になっていくのです。

生物の行動

この生物は獣のように行動するわけではなく多少の知能があります。これがこの映画に深みを与えていると思います。単なるモンスターパニックで終わらないんですよ。生物なりに考えて行動している(本能の部分が多少強いですが)のを見ていると単なる生物に見えなくなってくるのです。何を考えているのか読めないのでハラハラが止まりません。

 

 

感想【若干ネタバレあり】

むせかえる程の生々しさですね。また生れてしまった生物は必ずしもコントロール出来るとは限らないことがこの映画を見てわかります。これは若干親子の姿に被るところがあります。

あれをしてはダメ、これをしてはダメと言っているばかりでは、不満が募り反抗心しか育たないということ。(この映画でそんなこと思うのは私だけかもしれませんが・・・。)

現代でもクローン技術なんてものもあるから、あながち映画だけの話ではないのかもしれませんね。そんなネットリとした不安も残る映画です。

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